亀ちゃんの『ジョーカー ゲーム』


あまりにも悲惨な事件が続いていて、ブログを更新するのも気が重い日々です。
ご家族、関係者のかたがたのことを思うと心が痛みます。
えび熱もちょっと下がり気味のため、ブログ更新は少な目になりそうです。*1



昨日、レディスデーということで『ジョーカー ゲーム』観てきましたが、ネタバレあり、賛辞少な目、(現時点ではあまり触れたくない)ミリタリーもの、ということで…しっかり畳んでおきます。








原作、読んでから行きましたが、私もともとミリタリ系は苦手でして。
原作も「かっこいいー!」とは思うもののイマイチ夢中にはなれず、そんなストーリーを亀ちゃんがどんな風に演じてるのか興味ありました。


冒頭、すごい短髪で一般兵士役の亀ちゃんに「え…」と思いましたが、「まあそうだよね、あの当時の日本軍の兵士だもんね」と自分に言い聞かせるも、今後の展開に一抹の不安が。
それよりも、亀ちゃんが隊規違反で銃殺される直前になぜか突然現れる、メッチャカッコイイ超ド級のサディストでありストイックな結城さんにキュンキュン。
伊勢谷さん、ミリコス似合いすぎ。


ま、それから彼は結城率いる組織D機関で、数々の過酷な訓練を経て超優秀なスパイになるわけですが、この時のライバルが小出恵介さん演じる三好。
小出さんにしては極悪人役だなあ、と思ったらそうじゃないことがあとで判明します。
いやほら、元KAT-TUNヲタとしては、どうしても『ごくせん』思い出しちゃうわけですよ、ねえ。


さて、訓練を終えた亀ちゃんは嘉藤という男になりすまして重要な任務に就きます。
そこから先は、超エンターテイメントアクションムービーってことでいいと思います。
観ながら思ったのが「これ、ジャッキー・チェンカンフー映画のミリタリ版じゃね?」ってこと。


いやいやいや、そんなこと無理でしょ、それ死んじゃうでしょ、ってシーンのてんこ盛り。
都合のいい展開、そしてちょびっとお色気シーンもあるよ、って。


嘉藤と、フカキョン演じるリンとのラブシーンが、街中の汚いニワトリ小屋。*2
しかもなぜか白いシーツが舞いまくる謎。
えええええええええ!って思ったのは私だけ?
亀ちゃん、もっと美しいラブシーンして欲しい、ってか亀ちゃんてラブシーンあんまり似合わないよね、いい意味で。*3


嘉藤とリンが敵側に捕えられて拷問されるシーンも、両腕から吊られてのムチ打ちという古典的な技を延々と。
その後の展開も、リンのために何度も何度も窮地に陥る亀ちゃん。
オマエ、懲りないにもほどがあるわ!と。
そんなに尽くしておきながら、ラストのどんでん返し。






ま、ここまでいいこと書いてませんけど、エンターテイメントとしては楽しい映画だと思います。
見どころは伊勢谷さんの制服コスと美しくて色っぽいフカキョン
そして亀ちゃんの頑張り、これに尽きます。
彼は映画に立て続けに出演し、どれも難しい役どころなのに全力で演じているのが感じられます。
全編、ツッコミを入れながら観るにしても、亀ちゃんの熱演には頭が下がる思いでした。
もちろん、亀ちゃんファンにとっては最高に楽しい映画だと思いますよ!
観客の入りも、平日お昼なのに半分以上埋まってたし、立派な動員数です。
そういえば今季のTVドラマもフカキョンとですね、ファンはやきもきかな?
最後になりましたが、原作で私が「面白いなー」と感じたエピソードは一部生かされてました。
やっぱり、映画化となると原作にはない恋愛シーンとか入れないと成りたないんでしょうかねえ。
もうちょっと原作生かして欲しかったなあ。

*1:チェリーズDVDは予約したよ!特典映像楽しみ!

*2:詳細は省きますが、スパイが潜入した先での出会いってやつですよ、これも使い古しパターン。

*3:彼は中性的なんですよね、どこまでも。女性とからんでも、どっちが色っぽい?、みたいなシーンになっちゃう。要するに色気がありすぎるんですよ。