究極の食パン


去年の成人の日、東京に雪が積もったので写真を撮ってこのブログにアップしました。→ 去年の1月14日の日記



昨日、同じ場所から同じ方面を撮ってみましたが、まだまだ降り始めの頃だったので、去年とあまり変わりません。



このあと、今回の大雪は去年とは比較にならないほど降りましたよ。
おかげで娘と一緒に行くはずだった軽井沢への温泉旅行が中止になりました、残念。
イチゴ狩りもする予定だったのに!






親友Kちゃんと『CENTLE THE BAKAERY』に行ったのが木曜日で良かった。
そうです、あの伝説の食パンを買いに行ってきました。
もちろん、ランチもしてきましたよ。


東京駅と有楽町駅の中ほどにある、*1あのVIRONが展開する食パンの専門店『CENTRE THE BAKERY』に一度行ってみたかったんです。
今回、一人で30分以上並ぶのは辛すぎるので親友Kちゃんを誘いました。
ちなみに、彼女は私以上の食いしん坊です。



お店の真ん前で写真を撮りたかったのですが、なにしろ人がいっぱいで撮れませんでした。
要するに、それほど混んでるんです。
食パンは角食パン、プルマン、イギリスパンの3種類で、それぞれ焼き上がり時間が決まっていて、そのたびに小一時間は並ばなくてはなりません。
この寒空の下、10分くらい外で並んでから中に入れましたが、それから更に30分並びました。
途中、一人一人に「何本買うのか」スタッフがメモをとりに来ます。
その際に、一本なら『1』と書いた小さなチケットのようなものを渡されます。
Kちゃんと私、オシャベリしながらの40分でしたが、その間にも外の列が更に伸び、ランチの順番待ちも(店外に置いてあるボードに自分の名前を書いて待つ、普通のレストラン仕様)じりじりと進みます。



さて、食パンの焼き上がりの頃には、お腹がグゥグゥ鳴っちゃうくらいのいい香りが店内に立ち込めます。




工房の中、次々と食パンが焼きあがっています。



私たちが並んでいる脇に積み上げられる食パン。
すぐ横に売り場カウンターがあって、スタッフが二人がかりで販売します。


先ほどもらったチケットと交換でパンを買うんですが、カウンターの下がショーケースになっていて、バターや蜂蜜なども販売しています。
大好きなレシレバターも買っちゃいました。
VIRONのサンドイッチ類を買うたびに「このバター最高」って思ってたのですが、とうとう。
だって、たぶんカロリーすごい。



でもこのサッパリ感はエシレならではです。
一個50gで450円くらい。





食パンは、こんな感じに袋が二重になっていて、まだ熱いので半分開けてあります。





シンプルで清潔感と気品が漂う紙袋。







そして手に入れた幻の『角食パン』がコチラ。



長さ25センチの大迫力。
食パン2斤ぶんで840円は、それほどお高くないでしょ。



持ち重りもズッシリ、です。
お味は、ランチでいただいたサンドイッチは後述しますが、自宅でスライスしただけのものが絶品でした。
「食パンの味がすごい!」という感じ。
とにかく、凝縮された食パン味。
言葉には表せないくらいの甘味と香ばしさです。
フワッフワで、しっとり、でも決してベチャっとしてないのは奇跡。
トーストすると外はカリカリ中はしっとりで、また違った美味しさです。





というわけで、食パンを買ったあとはランチです。
これまた変わった内容なんですよ。



ランチは、サンドイッチ数種類から好みのものを選べるコースと、食パン2種類選択のコースがあります。
食パンチョイスのほうは、なんと壁際に並んでいるトースターの中から好きなのを選んで自分で焼いて食べるんです。



ガラス張りの向こうはパン工房で、忙しそうに働いているスタッフさんが見えます。
ずらりと並んだ、色も形もさまざまなトースターたち。
希望のものをスタッフさんがテーブル席まで持ってきて、テーブル下のコンセントにつないでくれ、トレーに入った各種ジャム、バター、蜂蜜などの説明もしてくれます。



トレーは、こんな感じでトースターの横の棚に置いてあります。




テーブル席は基本、大テーブルの相席スタイルですが、厨房でさばく人数が限られているためかゆったりと空間をとって食事を楽しめます。
キッチンはオープン形式、きびきび働く姿が見えるのが気持ち良いし、各スタッフさんもとても感じが良いです。



私たちは最初から人気を二分する『オムレツサンド』と『クラブハウスサンド』と決めて行ったので、あまり迷わずに済みましたが、サンドイッチはハムサンド、卵サンド、パストラミビーフザワークラウトサンド、エビフライサンド、ビフカツサンドなどがあります。
次回は『フルーツサンド』をぜひいただきたいと思います。



さて、まずはフワッフワのパンにフワッフワのオムレツを挟んだ『オムレツサンド』です。



一口目、Kちゃんと同時に出た「おいしーい!」は、人生で初めて出会ったオムレツサンドへの素直な感想です。
柔らかなオムレツ、バターと隠し味に使ってあるクリームの香りもさることながら、やっぱり食パンが美味しい!





続いてやってきた『クラブハウスサンド』は、ボリュームがすごいです。



ローストチキン、BLTがこれでもかというくらいにサンドしてあって、手でつかんで食べるのは難しく、ナイフとフォークを使います。
こちらさっきとは違う『プルマン』という、トーストに適した食パンなので、まったく違った食感と味。
薄切りでもしっかり主張してくる食パンの香りもいいけど、サンドしてあるチキンやベーコンのお味が絶品なのに感動しました。
どこにも手を抜かない、そんな姿勢がうかがえます。
付け合わせのピクルスもポテトも手作り感いっぱいで、素朴な美味しさ。



どちらも別の容器に耳の部分だけがサーブされるのも珍しいです。



オムレツサンドが840円、クラブハウスが1890円、これにドリンクが900円くらい、ちょっとお高いですが納得のお値段。
二人では食べきれないくらいのボリュームなので、何人かで数種類をシェアするのがベストかと思います。
次回はトーストのコースも楽しみたいし。




さて、これでまた私の大好きなパンやさんが増えました。
嬉しいぃいいい!



あ、パンをこよなく愛するかたは、この本を買うと良いですよ。



『ポワン エリーニュ』が紹介されてないのはちょっと不満ですが、私の大好きなパンやさんはほとんど網羅してます。
そういえば『デュヌ ラルテ』も最近行ってないなあ、と思い出した次第。
この一冊はパンだけでなく、ジャムやペーストなども充実です。

*1:地下鉄の銀座一丁目駅が最寄りです。