後ろからトントン


毎年、表参道ヒルズの周年イベントの招待状をいただくのですが、今年も行けそうもありません。
何年か前までは、仕事をしてなかったので張り切って夜の表参道に出かけたのですが。



こんな素敵というか華々しい招待状を捨ててしまうのは惜しいです。
色々とドリンクのサービスもあるのに。
夏のイベントには行きたいなあ。






ところで先日、西武でエスカレーターに乗ってたら、後ろから肩のあたりをトントンってされました。
「え!」と思って振り向いたら、知らない中年女性。
一瞬「なに?」と警戒しましたが、なんと「そのバッグ、素敵ねえ」ですって。
可愛いクマちゃんがついたプラダのバッグは、どこに行っても「可愛い」ってほめられますが、他人から言われたのは初めて。
「はぁ、ありがとうござざいます」
「ほんと、素敵なバッグ。でもプラダは高いから」
なんて言われて、困って微笑みながら「ありがとうございます」を繰り返すしかなかった私でした。
その女性、60代くらいだけど、オシャレでセレブな感じでしたけどね。


まあ、それは何でもないハプニングなんですが。
その次の日、またも後ろからトントン、とされたんですよ!
でもその時はプラダじゃなくてアンテプリマの地味めなバッグ。
しかも最寄駅のホームで、今まさに山手線に乗り込もうという時ですよ。


「なに?またバッグかい?」と思って振り向くと、50代くらいの普通のおっさん。
しかも何気ない感じで「スポーツ、してる?」ですと!
「???」な私。
「スポーツ、何かしてる?」
タメ口かよ。
怪しすぎるだろ。
と心の中で思う私。
周りには、電車に乗り込む人がけっこういて、ちょっと微妙な雰囲気。
私はなるべくその人の顔を見ないように、小声で早口で「ええ、まあ」と答えました。
すると「何のスポーツ?」」
私、もちろん無視。
しつこく「スポーツ、何してる?」
もう、一刻の早くあっち行って欲しいし、周りの人も不審に思ってるし、だけどこれは無視するしかない。
そしたら更に「走ってる?」
「……」
「走ってる?」
これはたぶん「NO」と答えるべきだろうと本能で感じて「いいえ」と短く小声で。
そしたらオッサン、電車の車内を無言でさーっと遠ざかって行きました。
「え……」
「ええええええ?」
なにあれ。
なにあの人。
ったく。


まあ、それ以上関わりにならなくて良かった。
あの時、もし私がランナーで「はい」って答えてたら何が起こったんだろう。
何かの勧誘なことは間違いないと思うけど、スポーツドリンクとかスポーツクラブとかスポーツ用品とか?
ほんと、二日連続で後ろからトントンって珍しいですよねえ。
次は「おねえさん、僕とデートしませんか」ってイケメンが誘ってくれないかなあ。



ねーよ!