恥ずかしい話

今週いっぱい仕事休みで、珍しくこの時間に家にいるからストックしといた話アップしますねー。






今回は私じゃなくて、某スーパーマーケットのレジのバイトさん。
遭遇した時、ものすごくおかしかったけど、笑っちゃ悪いというかかわいそうだから、ほっぺの内側の肉かみしめて必死でこらえました。



レジ待ちしてた私の前に、70代くらいの品の良いおばあさん。
おばあさんの番が来て、レジ係のバイトくん(たぶん男子大学生)がレジに品物を通しはじめました。
POSだから、機械の上に商品をかざすだけで「ピッ」って加算されていくあれ。
私は、まったく見る気もなしにボーッとしていたんですが、ある商品を何度も通してるのにそのたびに弾かれていることに気付きました。
それが何だかさえも確認する気はなく、ただただボンヤリしてた私がふと見ると、バイトくんの手にとある果物が。


バイトくん「えっと、あの…お客様、これはリンゴでよろしいでしょうか?」

おばあさん「……それ梨……」

バイトくん「……………」 「し、失礼いたしました……梨、一点……」

ピッ!

無事にレジを通った梨一個。

そう、梨なんですよ、皆さん。





もうね、これ吉本ですよ。
いや、吉本のボケより数万倍面白いですよ、このシチュエーションからしたら。
すぐ後ろで目撃した私の肩がひくっ!ひくっ!ってなっても当然でしょ?


当のおばあさんは特にウケた様子もなく、かと言って憮然とした表情でもなく、普通に流してました。
すごい(笑)
バイトくんは…なんかあまりの無知さにこっちが恥ずかしくて、まともに顔見られなかったんで、どんな表情だったかわかりません。
自分の番になった時に見たけど、やっぱりちょっとバツが悪そうな顔だったかも。
私の顔に「いまどきの大学生って、リンゴと梨の区別つかないんだー」って書いてあったのかな(笑)
でもこのワンシーンは、今思い出しても笑えちゃう。
あの一瞬の沈黙ったら!
あの一瞬の気まずさったら!



きっとあのバイトくんは、数十年たっても思い出すたびにモーレツに恥ずかしくて身もだえすることでしょう。
ぬふふふふ。