マンガ読み

最近の読書事情としましては、あまり新刊を読む機会がなくて、今日こそは書店に行こうと思いながらも怠けている日々です。


ただ、我が家の娘が買って来るマンガで、けっこうハマってしまったものがあるのでご紹介します。
大人買いですからね、連日一気読みですよ。





まずは、『描き下ろしビックリマギシール』で大好きなスパルトスが当たって大喜びしたのは『マギ』という少年マンガ



最新刊12巻についてましたが、デフォルメされたキャラが超かわいい。





マギ (12) (少年サンデーコミックス)

マギ (12) (少年サンデーコミックス)


ちっさくて可愛い主人公『アラジン』が、不思議な力を使って数々の冒険をするという、少年マンガの王道のようなストーリー。
これだけ書くと、別になんてことないじゃーん、と思いがちですがあなどるなかれ。
あの『ソロモン72柱』系の悪魔話が大好きな人にとっては、なかなか美味しいんですよ。
バトルあり友情あり
イケメンで女たらし、でも最強の王様『シンドバット』なんて、もう私のどストライクでした!
他にもイケメンとして、チャラ男の『シャルルカン』、敬虔でガチガチ頭の『スパルトス』など、魅力的なキャラも充実。
画力もけっこうあるし、よく作られたストーリーだし、ギャクセンスがとてもいいし、今後に期待です。
今のところ、いくつかのフラグが立っているので、それをうまく回収できるかどうか、見守りたいところ。
特にシンドバット王(笑)







次、これはほんとに偶然なのですが、またもや『ソロモン72柱』系なんです。



美しい悪魔、ってのに弱いんですよ、私。
天使は美しいに決まってるけど、悪魔を美少年化するとグッと魅力的なんですよね。


ってことで、実はこのマンガはぶっちゃけBLものなんですが、とにかく絵が奇麗でお耽美。
主人公のウィリアム・トワイニングは名門貴族のおぼっちゃまだけど、実は魔界の代理王を選ぶことができる選定公である、というお話。
そんな自覚がまったくないウィリアムに、王に選んで欲しいと願う悪魔たちが(どれも美形)寄ってきて…。
個人的にはウィリアムの家のハウススチュワードのケヴィンが最も好みであり、そのケヴィンも実は…ってことなんです。


「ストーリーのテンポが悪い」というレビューをよく目にしますが、まあその通り。
でも脱力系の悪魔話としては悪くないかなーと思います。
表紙買いのマンガ、と言ってしまっては失礼なんですが、それなりに楽しめました。







そして今回のイチオシは『歌恋い』です。


超訳百人一首 うた恋い。3 DVD付特装版

超訳百人一首 うた恋い。3 DVD付特装版


全3巻ですが、「こんな古典があったんだ!」って目からウロコのマンガです。
百人一首って誰でも知ってるけど、いざその中に収められてる歌とか作者とかって、ほとんど記憶にないんじゃないかな。
そんなあなたもこれを読めばほら、もう百人一首のファンですよ!


私がここまで言うってことは…そうです、イケメンなんですよ、藤原義孝とか在原業平とか。
キャッチが『超訳百人一首』ですから、歌もかなり超訳です。
そしてそれに基づいたストーリー(当然ラブストーリー)も、現代風で、登場人物も今時のイケメン風になってます。


なのに、やっぱり平安時代の恋愛、結婚、男尊女卑、そのへんはしっかり押さえつつで、「へぇえええええ」ってなること請け合い。
途中にはさまる解説もわかりやすく、当時の男女と歌の関係が見えてきて勉強にもなります。
今では考えられないような、切ない恋愛や悲恋もあったようで、でもそれがどこまで史実なのかも謎めいて、とても魅力的です。
この夏にはアニメ化も決定し、そろそろ百人一首のブームがやってくるのか?





というわけで、いい歳してマンガとか読んでのほほんとしております。
でもマンガって当たりはずれ(自分の好みかそうでないか)のギャップが激しいので、選定ミスも多いです。
でもほんと『うた恋い』は女性にはオススメですよー。