『テルマエ・ロマエ』と『ダークシャドウ』


テルマエ〜』はずっと原作を読んでるし、阿部寛が好きだから観に行こうかなあと思ってたら、お友達が「絶対に観たほうがいいよ〜」と太鼓判押してくれました。
新宿ピカデリーの平日、なんか中高年の男女が多かったです、どうしてだろ?



ダークシャドウ』は最初から観る気が満々でしたが、まあいつものジョニさん&バートン監督の不思議ワールド。
ゴシックロマンなジョニさん、今回も白塗りです(笑)
それはそうと、先日プロモーションで来日した時の動画、もうもうもうもうめちゃめちゃカッコイイ!
いつものジャラジャラしたファッションが超セクシー。
実物に会って目を見たら絶対に妊娠しちゃうよ!
ハァハァ(笑)



以下、ちょっとネタバレあるのでたたみますねー。









テルマエ・ロマエ』は、原作とかなり違います。
けど、バカバカしくて楽しくて、ほのぼのした気持ちになれる映画です。
上戸彩ちゃん可愛いし、古代ローマ人役の濃い人たち(笑)がいい味出してるし。



というかね、この映画は阿部寛の美しい裸体を愛でる映画ですよ。(キッパリ!)
公称*1189cm、75kgというスタイルもさることながら、47歳にしてあの裸体は称賛に値します。
適度にマッチョ、バランスの良い筋肉のつきかた、そして手足が長い(これは本人の努力じゃないにしても)、とにかく思わず拝みたくなるような美しさでした。
ほとんど全裸で、股間だけちょうど手前に置き物があったり、何かで隠れるようになってるけど、かなりきわどいシーンも。
ウヒヒヒヒ。



ストーリー的には、わかりやすいし「へぇえええ」って言うようなローマ史も織り込まれてるし、特に前半のギャグはなかなかです。
古代ローマ人であるルシウスが現代日本にワープして、トイレのお尻洗浄を初体験した時とか。
一般家庭のお風呂でシャンプーハットやシャワーに感動する、銭湯でフルーツ牛乳を飲む、露天風呂やジェットバス体験などなど、ルシウスにとってはすべてが魔法のような現代日本
その驚くさまにいちいち爆笑です。


原作では才女である小達さつきの代わりにヒロイン役として漫画家志望の山越真美が登場しますが、原作とは違ってちょっぴり恋愛感情もからんでくるのはご愛敬。
にしても、古代ローマ人を演じる、市村正規・北村一輝・宍戸開らの濃いことったら(笑)
特に北村さん(笑)、良いわー。
ローマでこの映画を上映した際に拍手喝采だったのもうなづけます。


前半に比べて後半はちょっとダレ気味ですが、強引にいろんな人々をワープさせちゃってまとめちゃってます。
とにかく笑いたい人向けの映画、原作もまた違った面白さなのでオススメですよー。









さて『ダークシャドウ』は古代ローマ人ではなくて、ヴァンパイヤが蘇るお話です。
18世紀半ばにイギリスの港町で繁栄を極めたコリンズ家の当主バーナバスは、使用人アンジェリークを魔女だと知らずに弄んだため、復讐としてヴァンパイアにされてしまいます。
婚約者も殺され、絶望のまま魔女に生き埋めにされたバーナバスが1972年に偶然掘り出されるところから、壮大なゴシックホラーエンターテイメントが始まります。
さっそく自宅であった屋敷に向かうバーナバス、それを迎える現代のコリンズ一族。
そしてなんと、あの魔女がまたしても…。


バートン映画では常連*2ヘレナ・ボナム・カーターが、相変わらず変なオバハン(笑)を好演。
ちょっと変わった役どころのクロエ・モレッツが15歳ってのは仰天。
魔女のエヴァ・グリーンは、ほんとに魔女かもしれない(笑)
なぜかヒロイン役を演じるベラ・ヒースコートはぜんぜん注目されてないけど、とっても美人ですよ。
そして私が惚れたのは、超男前のミシェル・ファイファーです。
女当主として現在のコリンズ家を支えてるエリザベス役ですが、この人がまたかっこいい!
一家を守るため、何事にも動じず勇敢に悠然と立ち向かう。
こういう強い女性、誇りを持った女性って憧れます。


そんなこんなで、結局はキュートでピュアなバーナバスに魅せられっぱなしなのですが、意外なラストが待ってます。
うふふ。
ヴァンパイアに幸あれ!



次はKちゃんオススメの『宇宙兄弟』かなあ。

*1:本当は190以上あるけど、本人はコンプレックスらしいですね。高ければ高いほどかっこいいのに。

*2:ティム・バートンと同棲中らしいですね。