魔法の呪文


「呪」って文字が入ってるけれど、決して悪い意味だけには使わない言葉「呪文」。
「おまじない」とか「お守り」とか「ゲン担ぎ」とか、目には見えないけど信じる「言葉」や「物」もありますね。



私自身はそういうのに頼るというか信じるタイプではないので、開運グッズにはまったく興味がないし、ジャンルは違うけど、たとえばわざわざ有料の占い師に占ってもらうとかいう気持ちはありません。



なぜこんなことを書くかというと、知り合いにそういうゲン担ぎみたいな自己暗示みたいなことが大好きな人間がいまして。
ぶっちゃけ、テニスのコーチなんですけどね。
ふとテニスラケットを見たら、フレームの横のステッカーに文字が書いてあるんですよ。
よーく見たら「ありがとう ついてる 感謝」って。*1
これ、本人いわく「常にこういう気落ちでいるため」ということでした。



この人、こういうことが好きで、首に開運のネックレスとか手首に開運の数珠とかつけてることが多く。
で、いいことがあると「いやー、これのおかげでほんと、いいことが立て続けに起こってさあ」って私に話すんですよね。
最近ネックレスもブレスレットもしてないなーと思ったら「ああいうのは、願いが叶ったらはずさないとダメ」ですって。
「いつまでもそれに頼ってはいけない」そうです。
「へぇええええ」としか言いようがない私。



正直なところ、私はそういうの苦手。
常に感謝の気持ちを忘れないとか、ラッキーなことを願うとか、そのへんはわかるの。
けど、それを形にしちゃうのは抵抗あるなあ。
まあ人それぞれだから、それで本人が満足ならもちろんいいけどさ。



そのコーチはある意味、純粋というか子供っぽいというか、俺様キャラのくせに肝っ玉は小さい、みたいなね。
そういう人ってこういうグッズにハマりやすいのかも。
私はそういうのは「そんなアホなー」って思っちゃう。
やっぱり私ってピュアじゃないからさあ。
世の中の汚れた裏側いっぱい知っちゃってるからさあ(笑)
神社仏閣のいわゆる「お守り」は、ある程度ご利益あるかなーと思うけど、水晶とか数珠とかなんとかパワーってのはどうもねぇ…。
とは言っても徹底的に否定するつもりも中傷するつもりもなく、ただ私の感覚には合わないなあと思うだけ。



私の心に常にあるのは「どっかにいい男いないかなあ」ですよ。
私がラケットフレームに書くとしたら「イケメン 満足 ありがとう」ですよ!

*1:あとでネットで調べたら、どこかの工学博士の著書にそういう魔法の言葉があるらしいですね。