おっさんが2階から落ちてきた

『春が2階から落ちてきた』で始まるのは伊坂幸太郎の名作ですが、今回のエントリはノンフィクションです。*1



昨日の午後のこと。
いつものスタバでいつものように熱々のコーヒーと温めてもらったフィローネとデザートのケーキをトレイに乗せて、いつものように2階に上がる階段をのぼってる途中。


半分くらいのぼったとこで、上からおっさんが背中滑りというか腰滑りというか、見事なスライディングで滑降してきた。
音は「ドドドドドドドド」ってジョジョかよ(笑)
「ドスンドスンドスン」ってよりは高速な感じで。


「ええええーーーーー!!!!!って」目が点になり、瞬時に身の危険を感じたけどどうにもならずに立ちすくむ私。
そんな私の目の前で、スライディングおっさんは…止まった…。
というか、手すりにつかまった(と思う)。


「だ…大丈夫ですか?」と聞くしかないですよねえ、こういう時。
手を貸したくても私の両手ふさがってるし。
おっさん自身もボーゼンとしてたけど、「大丈夫です、は、はい…靴が…靴が滑りまして…」ってモゴモゴ返事しながら起き上り、こういう状況の常である「何事もなかったですよー」って顔で降りて行ったけど。
階下で店員さんが「大丈夫ですか?」みたいな声かけてたみたいだけど、実際に見てないから軽く流されたっぽい。


私は驚愕から立ち直って、ほーっと安堵のため息をつきながら席につきました。
きちんと状況を把握できたのは本人と私と私の後ろから階段上がろうとしてた人くらいで、まあちょっとしたハプニング的な扱いですんだので本当に良かったです。
にしても、そうとう痛かったろうなあ、あれ。
おっさんが何も持ってなかったのがもっけの幸いで、あれでトレイに何か乗せてたら大惨事だったかも。


ちょっと小太りで大柄な体型の45歳前後のおっさんだったけど、あれから寝込むようなことにならなかったことを切に願います。
そして、私との激突が回避されたことを、神に感謝いたします。


ちなみにその階段は、二人がすれ違うのがキビシイくらいの狭っちい階段です。
おお、こわ。

*1:最近、行きつけのスタバ近辺でのハプニング多いなあ。