読書の日記


ロシアフィギュアはいよいよプルさま復活の狼煙。
きゃー、楽しみ!
ジョニ子はまだしばらく新婚さんでお休みかしら。





ってエントリとぜんぜん関係なくてゴメンナサイ。
以下は久々の読書日記、年末年始に色々読んだごく一部をご紹介というか備忘録です。






誇りと復讐〈上〉 (新潮文庫)

誇りと復讐〈上〉 (新潮文庫)

  
誇りと復讐〈下〉 (新潮文庫)

誇りと復讐〈下〉 (新潮文庫)


もともとJ・アーチャーのファンですが、ずっと読んでるとさすがに飽きるので何年かごとに読む感じです。
これは一介の自動車修理工が殺人事件に巻き込まれ、冤罪を受けつつもアッパレな復讐を遂げる物語。
こう書くとどこにでもありそうで単純そうだけど、ところがアーチャーにかかると多数の登場人物が生き生きとこの上なく魅力的に描かれるんです。
冤罪で刑務所にいる間の様子の描写もさることながら、復讐劇がほんとに鮮やか。
一転二転するハラハラ感、最初は文盲だった主人公がどんどん進化する小気味良さ、すべて満点だと思います。
何年もかけて辛抱強くリベンジを果たす、私には到底できないなあと感心しつつ夢中になってしまうアーチャーワールド。
500P近い文庫2冊を一気読み!






銀座24の物語 (文春文庫)

銀座24の物語 (文春文庫)


東京銀座の老舗タウン誌『銀座100点』に掲載された短編集。
椎名誠赤川次郎平岩弓枝小池真理子森村誠一ら一流の執筆陣が、めくるめくような銀座のプチストーリーを展開してくれる。
冒頭の椎名誠の貧乏サラリーマンの話は、自分の過去のノンフィクションなんだろうか?とか小池真理子の『赤いコートの女』は、いかにも銀座に慣れた裕福な紳士が夢を見させてくれるっていいよね、とか。
上等なレストランの前菜のような軽い、洒落たお味が揃っております。






宿命 (講談社文庫)

宿命 (講談社文庫)


前出のJ・アーチャーとちょっぴり被ったな、と思いながら。
というのも、こちらも長い年月を通してのストーリーなのです。
高校時代に初恋の女性と別れなければならなかった主人公が、思いがけない形でその女性と再会。
それだけではなく、その夫も学生時代に競い合ったライバル的な存在だったという。
主人公は苦しい人生を歩んできた刑事、資産家として成功しているライバルは事件の容疑者。
この二人の丁々発止のやりとり、そして間に挟まれた女性の運命は?
しかもこの対決だけではなく、結末には予想もしなかった(私が鈍感なだけ?)の驚くべき事実が!
これも一気読みでした。






追憶のかけら (文春文庫)

追憶のかけら (文春文庫)


今回の読書は、なぜか男VS男の物語が多く、無意識にチョイスしてるのにかなり被りまくりました。
でもでもでも、それぞれに大満足の物語なので問題なし。
これは、うだつの上がらない大学の講師が主人公。
ちょっとした喧嘩がもとで妻は交通事故に遭い亡くなっている。
残された幼い愛娘と平穏な生活を望む主人公だが、講師としての前途はたかが知れている。
そこに降ってわいた、某作家の未発表手記を発表できるという幸運。
しかし、ものごとはそう簡単には進まず、この作家の自殺の謎を解かなければ学会に発表ができない状況に立たされる。
そして、そこに待っていた陰謀とは?
主人公がいい人すぎてツライ。
対する敵側は鋭利なナイフのようなキレ味。
手さぐりで一緒に犯人探しをする楽しみを味わいながら読み進めるワクワク感。
陰謀渦巻く物語なのに、主人公の穏やかな姿勢があるがゆえに不思議な呑気さがにじむ雰囲気になっています。
これももちろん、アッと驚くラスト。






他にはマンガも含め、



もう一人の私 (集英社文庫)

もう一人の私 (集英社文庫)

ひかりのあめふるしま屋久島 (幻冬舎文庫)

ひかりのあめふるしま屋久島 (幻冬舎文庫)

テルマエ・ロマエ IV (ビームコミックス)

テルマエ・ロマエ IV (ビームコミックス)

ジョジョの奇妙な冒険 Part6 ストーンオーシャン 17 (80)

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