SUPER8

レディスデイの水曜日、スピルバーグの新作を観てきましたよ。
ネタバレしないように注意しての感想なので、舌足らずの感じですがご参考になれば。
それでは、たたみます〜。






1979年のオハイオ怪奇現象が起こり始める。
人が、動物が、車のエンジンが、消える。
たび重なる停電、列車の大爆発、過剰なまでに反応するアメリカ空軍。
おびえる住民たちの中に、主人公の少年ジョー(14歳)がいる。
彼は少し前に母親を不幸な事故で失ったけれど、その他はまったく普通のどこにでもいる少年。
学校の友達と映画を撮るのが趣味、父親は厳格な警察官。
そして、ジョーとその映画仲間が不思議な事件に巻き込まれて行く。




と、まあこんな背景から成るSF大作なわけで、もう片方の主役はエイリアンです。
(でいいのかな?)
ただし、あのスピルバーグ映画と思って意気込んで観はじめるのは要注意。




小さなエピソードがたくさん重なりあって、いかにもそれが重要そうに見えるけど、実はほとんどストーリーには関係ありません。
エイリアンが残虐の限りを尽くして人や家畜を襲うわけでもなく、人々が力を合わせて立ち向かうわけでもなく、なんとなく中途半端に結末に突入します。
それまでの冗長な振りが空回り、というか全部どこかで見たシーンのようで…。




でも主人公ジョーを演じるジョエルくんが女の子みたいで可愛いし、淡い恋の相手のアリスを演じてた子も演技すごく上手いし、全体的にキャストは納得です。
あまりにネタバレするのもアレなので、あんまり詳しく書きませんが、ラストでジョーが母親の形見として大切にしてたペンダントを手放すシーンでポロポロ泣いてしまいました。
それと、エンドロールが始まっても席を立たないで、最後の楽しい仕掛けをぜひご覧ください。
結論としては、1000円のレディスデーなら損はない映画だと思います。