ドラマ JIN-仁-


今日は別に泣かせるストーリーじゃなかったはずなのに、なぜかラストはウルウルしてしまいました。
人間同士、日本人同士が殺し合うことの無念さ、けれどどうしても避けては通れなかったであろう血なまぐさい歴史、その渦の中に巻き込まれて悩み苦しむ人々、そんなモロモロに感動というか感情的になってしまったのでしょうか。
自分でも良くわからない涙でした。


それにしても仁先生の表情が、今回はめまぐるしく変わりましたね〜。
顔をくしゃくしゃにする温かい笑顔、悲しみに満ちた怒り、強い決心を表す険しい顔。
医者という立場だからこそ、よけいに葛藤があるのでしょう。
史実以外のエピソードはフィクションだとわかっていても「こんな時代を経て、今があるんだ」との思いを新たにしました。
今の時代からは想像もつかない時代の流れの中での、仁先生の必死な生き様でしたね。


龍馬さんも同様に、子供のように大口を開けて笑ったり、鬼のような形相、そしてべそをかきそうな泣き顔などたくさんの表情を見せてくれました。
彼もまた、ヒーローとしての底抜けに明るいだけの人間ではいられないのですね。


ラスト近くに田中さんが言った言葉「あなたが道しるべの光となればいいのです」というひとことに救われた気がしました。
このドラマは、一回だけ出演の役者さんも素晴らしく、とても感情移入できます。


最後に、今回は本当に重い内容だったので疲れたけれど、咲さんの顔を見ると和みましたね〜。